とすたの法則は、医学的な知識を全く持たないドシロートの僕が、自分のこれまでの低下症を振り返り、自分の検査結果の数字と症状などの経験から、なんの根拠も無く推測したものです。 僕にしかあてはまらない可能性が高いこと、また医学的にすでに肯定、否定されているかもしれないことをご理解の上読んでください。 また、一般的に言われている低下症の情報や治療法などを否定するものではありません。 ご意見、ご感想、根拠付きご指摘、「私も同じだわ〜。」「オレも似てるよ〜。」等のメールお待ちしております。
【更新情報】 02.5.25更新
1. TSHはT3かT4かどちらの量に応じて分泌される量が決まるのか? 僕はずっと気になっていた。 それは、T3が低いので増やそうと、チラージンS(T4)を4〜5錠と多めに飲んでいる時、TSHが抑制されている状態で、FT4は正常値の上限かそれ以上にあったが、FT3はいつも正常値の下限値付近であったこと。 この時通っていたアイソトープ治療を受けた病院のDr.によると、「たとえFT3が正常値下限値以下であっても、あなたにとってT3は多いからTSHが低いのです。」と言っていた。 しかし、本当にTSHはT3、FT3の量に応じて分泌されているのだろうか? 僕は2000年9月から、抑制していたTSHを正常化するためにチラージンSを5錠から4錠半に減らしたところ、FT4は低下傾向ながらFT3は増えた。服用するT4の量を減らしたのに、FT3が増えた。 もうひとつ、T3併用療法を開始して1ヵ月後の01.2月、FT3の量は増えたにも関わらず、TSHは増えた。 それ以前にも、TSHの量はT3よりむしろ、T4に応じて変動しているという気がする。 【とすたの法則1】 TSHは体に活性なT3よりも、むしろT4の量に応じて分泌量が決まる。 ような気が結構する。 →これどうなんでしょうか?NHKの健康関係の雑誌にも、TSHの分泌量は、主にT4の量が関わると書かれ ていました。真相をご存知の方はメール又はBBSへお願いします。
健康な甲状腺を持つ人において、T4は100%甲状腺で作られるが、T3は甲状腺で作られるのは20%、残りの80%は肝臓や腎臓などの末梢で、T4がT3に変換され生成されると言われている。 もしT3の量に応じてTSHの分泌量が決まるのであれば、FT3が低いときはTSHは高く、FT3が高くなればTSHは低くなると思われるが、僕のこれまでの検査結果からこれは当てはまらない。上で書いたように、T4の量に応じてTSHが上下しているという気がする。 では、末梢でT4からT3に変換される量は、T4の量に比例するのか?僕の検査結果ではこれも違う。 僕の検査結果からは、FT4が高すぎTSHが著しく低くなると、FT3が低くなっている。しかし、FT4が少ないとTSHが高くてもFT3は増えない。 【とすたの法則2】 末梢で産生されるT3の量は、T4の量に比例して決まるのではない。 TSHが抑制されると、末梢でのT4→T3変換は抑制さるようなメカニズムが存在する。 T3の量はT4に比例するのではなく、材料であるT4が充分であれば主にTSHの量で決ま る。ような気がするぞ〜。 →コレもどうでしょうか?僕のお医者さんは、チラージンS(T4)を増やせば、T3も比例して増えるハズと言って ます。 でも、亢進症の時にはT4の上昇に比べT3の上昇は少ない、低下症の時にはT4の減少に比べT3の減少は 少ないと言われています。亢進症で甲状腺から多量にT4が分泌された場合=TSHが著しく低い場合、T3 の量を抑えるために末梢でのT3産生を抑制するメカニズムがあるためにそうなるのでは? やっぱり真相をご存知の方はメール又はBBSへお願いします。
3. TSHが正常値だったら、甲状腺ホルモンは正常値なのか? とすたの法則1と2より、甲状腺機能低下症でチラージン(T4)補充治療を行っていると、T4が過剰な場合TSHが抑制される。このため末梢でのT4→T3変換が抑制され、T4は高いにも関わらずT3が不足する。気がする。 しかし甲状腺の機能がほとんど無く全くT3が甲状腺から分泌されないケースでは、TSHが正常値程度あるいはそれ以上になるような少な目のT4の服用量では、TSHが高くても末梢でT3を作るための材料となるT4が不足する。気がする。 つまり、甲状腺からT3が分泌されないため、T4が少なくても多すぎても、T3が充分に作られなくなる。気がする。 末梢でのT4→T3の変換量は、TSHかそれに類するもの(実際には酵素などがあるらしい)にコントロールされていると考えられる。 【とすたの法則3】 TSHの量は、T4の量に応じて変動する。ような気が。。。 そして、TSHが低くなりすぎると末梢でのT3産生を抑制するメカニズムがある。気がするぞ。 だから、低下症でT4補充治療をしている場合、TSHを正常値にすることが、必ずしも FT3を正常にすることには繋がらない。ような気がすこ〜しする。 →まっ、コレはとすたの法則1と2を足したようなもんです。。。
とすたの法則1〜3より、低下症でチラージン(T4)を飲んで治療している場合、T4が高くなりすぎるとTSHが抑制されて、末梢でのT4→T3変換は抑制され、T3産生量は減ってしまう。気がする。 ゆえに、低下症でチラージンを飲んでいる場合、TSHが低いからといって亢進であるとは限らない。気がする。 【とすたの法則4】 T4が過剰だとTSHが抑制されて逆にT3が低くなる。気がするんだな。 よって、低下症でT4補充治療をしている場合、TSHが低いからといって亢進してるとは 限らない。ような気がする。 →コレもとすたの法則1と2を足したようなもんです。。。
5. 結局のところ僕にとって良さそうなホルモンバランスって... とすたの法則1〜4と症状の経験から...T4はあまり多くしすぎないようにしTSHを抑制させず、末梢でのT4→T3変換を抑制しない方が良い。T3は正常範囲内で高めの方が体調が良く感じる。 【とすたの法則5】 僕にとって今のところ良さそうなホルモンバランスは... TSH:1.5〜2.5(μU/mL) FT4:1.0〜1.3(ng/dL) FT3:3.0〜4.0(pg/mL) くらいかなぁ?
6. チラージンって実は1日分まとめて飲むと良くないのでは? 一般的にはT4は体に蓄積されており半減期は1週間程度と言われており、このため、低下症の治療においてチラージン(T4)は1日分を1回にまとめて飲めば良いと言われている。しかし、お医者さんによっては、1日2〜3回に分けて処方する場合もあるようである。 考えてみると、健康な甲状腺が1日分のT4を一気に分泌するわけではないので、やっぱりなるべく分けて飲んだほうが、甲状腺が健康な時の状態に近いのではないだろうか...。 僕は低下症になって以来1日1回の処方となっていたが、現在チラージンを1日2回に分けて飲んでいるけど、そっちの方が調子が良いような気がする。たまたまかも知れないけど。。。 【とすたの法則6】 なんとなくチラージンも1日分まとめての飲むより分けて飲むほうが良いような。気がする。
チラージンやチロナミンなどの甲状腺ホルモン製剤は、腸から吸収するらしい。 そして、食後の場合は食物繊維などに邪魔されることがあり、吸収が安定しないという説がある。 僕は食後で処方されているが、食前に変更してみた。 上のチラージンを分けて飲むのと同じに行ったためどっちの効果なのか、あるいはたまたまかも知れないけど調子は良くなった。 【とすたの法則7】 なんとなく甲状腺ホルモン剤は食前に飲むのが良いような...。気がする。
これは全くの経験則であるが、天気が悪い日は特に調子が悪く、天気が良くカラっとしてる日は比較的調子がよい。 天気が悪い日ってゆうか、雨の降りそうな時、小降りの時、どんより曇っている時が特に悪くて、雨がザ−ッと降るとそうでもないような気がする。 別に、晴れてて気分良いとかではなく、室内にこもっていて外の様子がわからなくても同じ。 天気とともに、季節も関係あるような気がする。 【とすたの法則8】 天気悪い(曇り?)と調子わる〜い。ような気がする。
9. カラダを動かすと代謝は良くなる?(あたりまえ?) これも全くの経験則であるが、デスクワークが続いている時よりも、カラダを動かして仕事をすることが多い時の方が、デスクワークをしていても症状が軽く感じられる時が多いような気がする。まぁ、健康な人でもカラダは動かしたほうが調子は酔いと思うけど。。。 低下症では代謝が低下しているため、運動はなるべくして代謝を補ったほうが良いのかなァ? 【とすたの法則9】 カラダは動かしたほうが体調が良くなるような。気がする。あたりまえ?
今後も治療の中で新たな変化が現れれば、”とすたの法則”も更新したいと思います。 ご意見、ご感想、根拠付きご指摘、「私も同じだわ〜。」「オレも似てるよ〜。」等のメールお待ちしております。 |