Tostaのバセドウ&低下症 闘病記
P1.バセドウ発病 |
発病!? 19歳頃??? 1991年頃??? |
そのころはまだ学生。なんとなく、お椀にいっぱいの味噌汁を持つ手が震える気がするぞ?両手でお椀を持たないと、なんかこぼれそうだナ〜。コーヒー飲むときもなんとなくイヤだなあ。でも、コーヒーは好きじゃないからいいか。 ある日、バスケをした後、心臓のドキドキが次の日も止まらなくて、病院へ行ったよ。 そのときの診断結果は「ストレス性のなんとかかんとかで、まあ問題無いので様子見てください。」でした。数日で治ったけど。今から思えば、これらもバセドウ病の症状だったのかな? |
手の震えには、実は最初に病院へ行く4年以上も前になんとなく気づいていました。 やはり体からサインが出たときは、早めに病院へ行きましょう。 また、甲状腺の病気はその症状から、初期は他の病気と誤診されることが多いようです。注意してください。 |
手が震える!!ドキドキ!? 20歳〜22歳 1992〜1994年 |
20歳で就職。ぐぁ〜社会人はキツイな〜。メチャメチャ疲れる。 そうしてるうちに、メチャメチャ痩せてきたな〜。入社したとき57kgだった体重が、2年で50kg。やっぱ、社会人はきついぜ。きついから、食欲あり過ぎるなぁ。食っても食っても太らんぜ。 しかし、冬でもめちゃめちゃ暑いな。オレって暑がりだナー。飲みにいったら冬でも半袖だヨ。それに、めちゃくちゃ汗かきじゃないか〜?すげー喉も渇く。 そういえば、結構、大便の回数が多いな〜。1日に2回くらい行くんじゃないか?それにやわらかめ。ちょっと、万年ゲリってやつだな〜。 ちょっとハズカシイけど、あんましチ○チ○の元気が良くないナー。それに、かなりソーロー。彼女も不満げ? しかし、やっぱ手が震えるぞ。これはだんだんひどくなってきたなぁ。脈も速いぞ。ひょっとして精神病なんじゃないか。医者にいかないとなぁ...。 |
この頃は、かなり症状がでています。 僕の症状は、下記の6つ+1つ? ●手の震え。 ●脈が速い。 ●暑い。汗かき。 ●痩せた。 ●食欲は旺盛。食べても食べても痩せる。 ●慢性的に便の回数が多く、便がやわらかい。 ●ち○ち○の元気が今ひとつ?そして早い? この時点で気にしていたのは、手の震えと脈が速いこと。精神病なんじゃないかと心配して、なかなか医者にいけませんでした。 基本的に甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、代謝が良くなります。このため、暑かったり、痩せたり、便の回数が増えたりします。 ち○ち○のことは、本とかには書いてないので原因は違うかも知れませんが、メルカゾールを服用してしばらくすると、普通?になりました。恥ずかしいので医者に相談するヒトが少なくて、医者も判らないのかもしれませんね。気になってる男性はバセドウ病を疑ってみては? |
病院へ... 22歳の春 1995年4月 |
ある日母親に、「首が腫れてるんじゃない?ひょっとしたら、昔ワタシがかかった...バセドウ病じゃない?医者にみてもらったら?(ホントは福井弁)」と言われ、ドキドキしながら病院へ。やはり、案の定バセドウ病だった。 しかし、結構たくさんの人がこの病気になっていて、たいした病気じゃないらしい。大半はクスリで治るらしいぞ。 でも、女性と男性の比率は4:1。こりゃなんだかハズカシー。 抗甲状腺薬:メルカゾール6錠/日からスタートしました。甲状腺ホルモンが正常化されるまで、心臓のバクバクを抑える、インデラルってクスリももらったよ。 |
基本的に甲状腺が大きくなるため、首の付け根より少し上の左右両側が腫れます。しかし、徐々に腫れてくるため本人は気づきにくいのではないでしょうか? バセドウ病になると脈が速く血圧も上昇するため、ほおっておくと、心臓や脳の疾患を引き起こす可能性があります。また、事故や手術によるショックにより甲状腺クリーゼという危険な状態に陥ることがあるようです。 甲状腺ホルモンは、TSHいう甲状腺刺激ホルモンが脳から分泌され、このホルモンが甲状腺を刺激して、甲状腺が働き分泌されます。甲状腺ホルモンが不足するとTSHが増え、甲状腺ホルモンが過剰になるとTSHが低くなり、甲状腺ホルモンの量が調節されます。 バセドウ病になると、TSH受容体抗体というTSH受容体にたいする抗体ができ、TSHになりすまして甲状腺を刺激するため、甲状腺は必要以上に働くことになり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。 治療法としては、以下の3つがあります。日本ではまず抗甲状腺薬を服用するのが一般的で、僕もこの治療法を選びました。
●抗甲状腺薬 抗甲状腺薬(メルカゾールなど)を服用し、甲状腺の働きを押さえる。 大半の人は、2〜3年の服用の後、TSH受容体抗体が消え、くすりをやめても甲 状腺の働きが正常になる。日本ではまずこの治療方法がとられるのが一般的。 ●アイソトープ(放射線)治療 放射性ヨードを飲み、甲状腺を放射線で破壊する。欧米では一般的な治療法。 治療前の食事(ヨード)制限2週間、入院10日程度。 ●手術 手術で甲状腺の一部を取り除く。入院1ヶ月程度。 |