Tostaのバセドウ&低下症 闘病記
P.10 まだまだこれからだ |
T3・T4併用療法開始後3ヶ月。。。 2001年5月 |
3月末に、のむT4の量を、1日150μgから、125μgに減らしている。T3はそのままの10μg。 それから1ヶ月...。 アタマのてっぺんジンジンが減ったけど、なんだか後頭部から首にかけて、やたらとシクシクと痛くなった。どっちもどっちだなぁ。アタマのストップボケボケ時間はそんなに変わんないかな?まだまだ調子わるいとツライナ。
5月初旬の採血の結果は。。。 FT4:1.17(正常範囲) FT3:3.67(正常範囲) TSH:2.43(正常範囲)
センセーは当然正常値なので「このままでOK」って言ったけど、「現状維持じゃツライです〜」ってコトで、正常範囲内でのコントロールを前提に、今回はT3を5μg増やすことになったよ。 センセーは「検査の結果は正常範囲なんだから症状の原因は別にあると思うけどな...」といいながらも希望は聞いてくれた。 ってことで、チロナミン(T3)は5μg×3回(朝昼版)と、チラージン(T4)125μgが、今回の「飲む甲状腺ホルモン」の量になったよ。 |
3月末に、飲むT4の量を、1日150μgから、125μgに減らしたところ、アタマのてっぺんジンジンが減り、かわりに後頭部から首にかけてヘンな痛みを感じるようになりました。アタマの調子はあんまり変わらず、辛さはどっちもどっち...。 チロナミン(T3)は5μgを2錠朝昼で処方されてましたが、最初、4回に分けたり、朝晩にしたりを試してみました。なんともいえませんが、比較的、朝晩に飲むのが調子が良かったような。。。検査結果にも影響すると考え、そのあとは処方どおりの朝昼にもどしました。
5月の検査の日は、朝7時ごろと、昼1時ごろにチロナミンを服用し、採血を夕方4時ごろ行っています。T3を服用した場合FT3のピークは2〜3時間後と言われており、採血の結果はほぼFT3がピークの時と考えられます。したがって、今回の結果からは、FT3はピークでも正常範囲内に収まっていると思われます。 もし、ここにチロナミンを夜1錠足しても、夜にFT3が高くなるだけで、ピーク時のFT3濃度はあまり変わらないはず...。 夜にチロナミンを飲むと朝の調子が良くなることもなんとなくわかったので、夜に1錠増やして、チロナミン5μg×3錠(朝昼晩)と、チラージンはそのまま125μg飲むことになりました。
しかし、TSHを上げるためにT4を減らしたのは正解のようです。T3を飲んでいるためFT3は時間変動があると思いますが、それを差し引いても、体に活性なT3が上がっているにも関わらずTSHは上がっている。僕の体では、FT3よりもFT4の量が、TSHの分泌に影響する様に思います。これを考えても、T4のみを飲んでいては、体に活性なFT3を正常に保つのは難しい様に思います。
T3を増やすことで亢進にならないか不安はありますが、先生はちょっとくらい増やしたり減らしたりしても、良くも悪くも影響しないだろうと言ってます。
とにかく、まずは自覚症状から逃れたい。現状維持では辛いままなので、先生に協力してもらって、これからも少しずつT3とT4の量、バランスを変えて、体調が良くなるか試してみたいです。 |
なんとなくこれからのこと 6月30日 |
5月の中旬から、T3を1錠増やして、現在飲んでるのは... チロナミン(T3):15μg、チラージン(T4):125μg。チロナミンは5μg錠を、朝、昼、夜(夕ではなく、夜10時ごろ飲むことにしている)。 それから1ヶ月...。 T3が増えたことで、倦怠感、脱力感、偏頭痛、時々やってくる落ちと思考力大幅低下はまた改善したようだな...。 けれども、ガマンが必要ななんらかのツライ症状がだいたいいつもあるから、自分が病気であることを意識しない時はほとんどないなぁ。やはり症状が一時期と比べてかなり良くなったとはいえ、これらの症状を抱えて生きていかなければならないのは先が思いやられるな...。
最近の症状は...。 ★偏頭痛(ってゆうのかな?)後頭部左側からクビの左側にかけてヘンな痛み。 ★左の八重歯のあたりから、左目あたりまでの顔面のヘンな痛み。目の周りのヘンな痛み。 ★以前より大幅回復したけど倦怠感、脱力感。 今は朝か、夜でもうたた寝した後などがひどいように感じる。 ★時々思考力低下と原因不明の著しいネガティブ思考、アタマのてっぺんのシビレ。 ★これも以前より大幅回復だけど、慢性的に、昔とくらべて、記憶力、判断力などが低い。 何事もやる気がでない。
考えてみれば、なぜアイソトープ治療をうけたのかといえば「もう投薬じゃ治らない」と言われ医者に勧められたからだが、そもそも、メルカゾールが効き過ぎて甲状腺ホルモンが低下気味になった時の、体重増加、倦怠感、脱毛などがイヤだったからなんだよな。 アイソトープ治療で低下症になってもT4を飲めばホルモンは安定し全く問題がないと聞いたから治療を受けたのに...。なのに、それ以前よりも病気を意識しなければいけなくなった。(注:あくまでも僕の場合です。一般的には低下症のほうが亢進症よりも、体への負担が少なく安全であることが言われています。)
さて今後はどうしたもんかなぁ? 今までの傾向からして、もう5μgT3を増やせば更に症状が良くなる可能性は高いなぁ。 しかし、T3併用療法のリスクとして、一時的に亢進になる、心臓への負担がデカイなどが言われている。T3併用療法の考え方として、健常者の甲状腺から分泌されているT3量である1日6μg程度、これを飲む場合の吸収も考えて10μg程度のT3を飲むのがよいとされている。 僕は現在15μg。20μgに増やすのはやっぱりリスクあるんだろうか...? でも症状が回復するならやってみたい。その上で内科的に問題がでれば、元にもどせばいいんだから...。お医者さんはどういうかな?
一方で、健康診断で腎臓機能を示す”クレアチニン”の異常値(=腎機能低下)と白血球の低下がみられ、ちょっと気になるトコロ。これは甲状腺とは関係ないのかなぁ...。こっちも時間があったら検査してもらうか。
というわけで、なんとなくいつもと違う趣で書いたのだった。 |
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闘ってばかりじゃいけないのかなぁ... 2001年7月 |
5月の中旬から、T3を1錠増やして、現在飲んでるのは、 チロナミン(T3):15μg、チラージン(T4):125μg。 それ以前とくらべて良くなったけど、ツライ症状もまだまだたくさんイロイロ。 特に、首からアタマのウシロが痛いのが気になる。やっぱしツライな。
7月2日の採血結果は... FT3:4.26(ちょい高) FT4:1.39(正常範囲) TSH:1.35(正常範囲)
Dr.:「正常値ですね。調子はどうですか〜?」 僕 :「う〜ん。T3増やす前よりは良くなったけど、やっぱし調子は良くないです。 最近は特に、首からアタマの後が痛くなるのが気になるんですケド...。 他にも、コンなコト、アンなコト、イロイロ....。」 Dr.:「う〜ん、そう言われても甲状腺ホルモンは一応正常値ですから...。」 僕 :「でも、低下症になるまえはこんな症状経験したコトなかったですよ。」 Dr.:「う〜ん、そう言われても...正常値ですから関係ないとしか言えません。」 僕 :「じゃぁ、この症状だとどんな原因が...?ドコで診て貰ったらいいのでしょ?」 Dr.:「うう〜ん。ストレスとか?あと、神経関係に問題があるのかも...?」
3月にT4を減らした時にアタマのウシロが痛くなるようになったのでT4を増やしてもらうか、T3を更に増やしてもらおうと思っていたけど、FT3が高めであることと、TSHが前より低いので、もう1回検査結果を見てから考えることにしたよ。
...まぁ、甲状腺のお医者さんが甲状腺の結果が正常だったら、カンケーないってゆうのも無理ないね。 でも、自分のカラダの事は自分がいちばん解ってる。 低下症になってから現れたヘンテコリンな症状達。FT3,FT4とTSHが正常範囲に近づくにつれて回復してきた。それにネット上で調べたり、出会った低下症の人たちの中には正常値でも僕と同じような症状のヒトもいる。ほとんどのヒトは正常値は症状がないのかもしれないけど、これらの症状が低下症と無関係とはどうしても思えない。
おそらく、甲状腺ホルモンを飲んで検査結果のFT3、FT4、TSHを正常にしたとしても、体内の各部のFT3、FT4バランスは、健康だった時のバランスとは異なっているのではないかって気がする。 それに、毎日一定量のT3やT4を飲んでTSHを正常に保っても、健康だったときのコントロールメカニズムとは異なるのだろう。 他にもイロイロと考えてるコトとか試してみたいことはあるが、残念ながら、自分は医者じゃない。医学的な知識が無いのはもちろんのこと、体の各部を検査する手立ても無い。
現時点でできることは大体やったんだろうナ。。。 病気や症状と闘うことも大事なことだが、病気や症状とうまく付き合うことも考える時期にきてるんだろうなぁ。 まだ、T3とT4の微調整は試してみたいけど、代謝低下を補うために運動したりとか、ツライ時のうまい対処方法考えたりとか、ライフスタイル見直したりとかそんなことも大事なんだろう。。。
あ、そういえば腎臓くんはとりあえずは大丈夫だった。ホッ。 |
今年に入ってから開始したT3療法により、イロイロな症状が大きく改善しました。 でも、まだまだ色々と辛い症状が残っていて、病気を忘れていられる時間は僅か。。。 おそらく、T3とT4を飲んで補充することでは、自分のカラダにとって、健康な状態と同じホルモンバランスを作り出せないのではないかって気がしています。 本当は早く健康になりたい。病気を忘れていたい。そう思いますが、病気や症状とうまく付き合っていく方法も考えていきたいと思います。
【現在の症状】 ★後頭部左側からクビの左側にかけてヘンな痛み。 ★左の八重歯のあたりから、左目あたりまでの顔面のヘンな痛み。目の周りのヘンな痛み。 ★以前より大幅回復したけど倦怠感、脱力感。 ★時々思考力低下と原因不明の著しいネガティブ思考、アタマのてっぺんのシビレ。 ★これも以前より大幅回復だけど、慢性的に、昔とくらべて、記憶力、判断力などが低い。 何事もやる気がでないことが多い。
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<アイソトープ治療後の推移>
の部分がこの時期の数値です。
正常値 | 00.12 | 01.1 | 01.2 | 01.3 | 01.5 | 01.7 | |
FT4(ng/dL) | 0.8〜1.8 | 1.83 | 1.67 | 1.58 | 1.32 | 1.17 | 1.39 |
FT3(pg/mL) | 2.2〜4.3 | 2.83 | 2.47 | 3.70 | 3.12 | 3.67 | 4.26 |
TSH(μU/mL) | 0.27〜4.65 | 0.25 | 0.24 | 0.72 | 0.41 | 2.43 | 1.35 |
チラージンS<T4>50μg(錠) | 4.0 | 4.0 | 3.0 | 3.0 | 2.5 | 2.5 | |
チロナミン<T3> 5μg(錠) |
2.0 | 2.0 | 2.0 | 3.0 | |||
鬱レベ | 0(笑) | 3.0 | 3.5 | 2.0 | 1.0 | 1.0 | 0.7 |
鬱レベル0.5:何事もやる気ナシ、ちょっぴり焦燥感。 |
鬱レベル1.0:結構焦燥感。頭がボケボケ。時々アタマがガチガチでストップする。でかけるのがおっくう。 |
鬱レベル3.0:頭がジンジンボケボケ。脱力感、肩こり、30%思考力低下、かなり焦燥感。体調変。 |
鬱レベル5.0:すごい肩コリ。50%思考力低下、仕事の能力50%以下、常時かなりの焦燥感、理由無く全て不安 かなり脱力感 |
鬱レベル7.0:アタマに輪っかがハマッテ思考力80%低下、仕事能力20%以下。 |
鬱レベル10.0:発作発生または発生しそう。思考力90%低下。もう生きてても意味ナシ。死にたい。 |
※鬱レベは鬱だけでなく、低下症になって初めて経験した症状を全てを含めたものです。 |