Tostaのバセドウ&低下症 闘病記

P.9 T3・T4併用療法開始

 

T3・T4併用療法開始  2001年1月16日

う〜む、やっぱし鬱っぽい。鬱っぽいぞ。前みたく激鬱はないが、鬱っぽい。

週に3日は、体がフワフワだるだる脱力、頭がジンジンボケボケ固まる。

やっぱし、今までの数字とか見直してみると、TSHはT3だけじゃなくてT4が多くても低くなっちゃう、むしろT4の方がTSHの量に影響する様に思える。

それに、T4が多くても、T3は必ずしも比例しないよーな気が。。。T4が多すぎるとT3への変換が抑えられて、逆にT3が減っちゃうのかも。。。!?なんてな〜、シロートのくせにな〜。

やっぱし、T3・T4併用療法を受けてみよう。

僕:「せんせ〜、やっぱし調子悪いんです。T3併用療法やってみたいんですけど。。。」

Dr:「う〜む。そんなむずかしーこっちゃないし、あなたが望むなら。。。」

今までは、T4であるチラージンを4錠(200μg)。

これを明日からは、3錠(150μg)に減らし、T3であるチロナミン、朝昼各1錠(合計10μg)飲むことになったよ。

さぁ、どうなるんだろぅ〜。どきどきどきどき。。。

この時、チラージン4錠/日でTSHはやや低めの0.24、しかし、FT3は正常範囲の中で低めのため、このままT4のみで治療するのならば、TSHは低いけどチラージンを減らす必要は無いといわれました。一般的にはTSHを正常化することがその患者にとってベストなT3とT4の量だと考えられているようですが、僕のDr.の場合はFT3の量を重視しているのかもしれません。

逆に考えれば、TSHは、T3が低くてT4が多くても低くなる可能性があるとも考えられます。

いずれにせよ、T3・T4併用療法が始まりました。

T3であるチロナミンを朝昼1錠ずつ(T3は即効性のため、1日分を一度に飲むと、一日の中で濃度が高いときと低いときができてしまうため)と、T4であるチラージンを3錠/日(これは朝まとめて)でスタートすることになりました。

 

T3・T4併用療法開始後1ヶ月。。。  2001年2月

う〜む、治療開始直後はアタマが冴えすぎてびっくりって感じがして、でもちょっと脈が速かったり、手が少し震えたり。。。

2週間ほどしたら脈や手の震えは落ち着いたけど、今度はやっぱしアタマボケボケなったりする。でも、この治療やるまえよりはいい。すんごいアタマがガチガチなるのはほとんど無くなったし、アタマボケボケ、ジンジン、体フワフワもまぁまぁ軽減。

しかし、まだまだこれが健康とはトーテー思えん。まぁ、甲状腺が健康な人とは、採血での数値が同じでも、体内でのバランスが違ったりするんだろうなぁ。体に合わせた生活も考えんとアカンかなぁ?

しかし、やっぱし考えれば考えるほど、アイソトープ治療でメチャメチャ低下しすぎたからアタマがこうなったんじゃないか?って思えてくるぞ〜。

治療開始後4週間の採血の結果は。。。

FT4:1.58(ちょい減)

FT3:3.70(かなり増。正常値下限だったのが上限へ。)

TSH:0.72

僕:「センセー、T4飲む量減らしたのに減ってないすね。ナンデナンデ?(・・?)」

Dr:「う〜ん。なんででしょうねぇ。まぁ、1回の結果では。。。(^^ゞ」

僕:「T3の時間による変動はどうでしょ?チロナミン更に分けて飲んだりしたら良くないデスカ?」

Dr:「T3は飲んでから2〜3時間後がピークでしょ。更に分けるなら、割ってのんでネ。」

とゆうことで、とりあえずクスリの量はそのままで1ヶ月様子みることになったよ。

一応、T3・T4治療の効果か、アタマの調子が少し良くなったような気がします。

しかし、チロナミン減らしてもFT4はほぼ横ばい。。。測定誤差なのか、それともTSHが少し上がって、実はもう機能をほとんど失ったと思われていた甲状腺が動いているのか。。。

いずれにしても、FT4ちょい減、FT3は激増にもかかわらず、TSHはむしろ上昇。

やはりTSHはFT3にあまり左右されない、むしろFT4に左右されるのではないかという気がします。

 

T3・T4併用療法開始後2ヶ月。。。  2001年3月

ここ1ヶ月で、また結構アタマの調子も体調もよくなったなぁ。

でも、ボケボケ感は相変わらず残ってるし、”オチ”もくるけど、頻度と深さはまた改善したぞ〜。

最近は春の陽気でポカポカしてるからかなぁ?

それとも、最近のみ始めたレイシの健康食品が効いてるのか?

しかし、僕、健康食品なんてサイコーにうさんくせえ!と思ってたけど、こうお医者さんがどうしようもできん不調を抱えてしまうと、ホント興味もっちゃうよ。偶然かもしれんけど、コレ飲み始めてまぁまぁ調子が良くなったので、ちょっといいのかも!?って気がしてる。

はたまたT3T4併用療法の効果がいよいよ本領発揮なのかな・・・。

採血の結果は。。。

FT4:1.32

FT3:3.12

TSH:0.41

FT4とFT3はほぼ正常値のセンターだけど、TSHは低いナ。

センセーはこのままでも数字的には問題なさそうってゆったけど、僕的にはまだ調子は悪いよ。

とりあえず、TSHを正常化するべく、T4であるチラージンを半錠(25μg)減らしてもらった。

先月よりもさらにアタマの調子と体調が良くなりました。まだ症状が消えたわけではありませんが。。。

今月はFT3とFT4が正常値のほぼ真ん中ですが、TSHを正常化するために、チラージンを減らすことにしました。

FT3の数値は、チロナミンを飲んでから何時間後に採血したかにも左右されると思われますが、経験上、FT3の数字はTSHを大きく左右しないと考えているので、今回TSH正常化を図るため、チラージン(T4)を25μg減らしてもらうことにしました。

Dr.は「これくらいの量のT3を飲んでも飲まなくても、良い方向にも悪い方向にも変化はなさそうといっています。」

しかし、自覚的には体調が改善されていますが、T3併用療法のリスクとして、T3は即効性で半減期も短いので、T3、FT3の量が安定しないこと、そのピーク時には亢進状態になっている可能性があり心臓などへの負担が懸念される、といった問題がありますが、僕はその類の検査を受けていないのでちょっと心配です。。。

 

<アイソトープ治療後の推移>

   の部分がこの時期の数値です。

  正常値 00.8 00.9 00.10 00.11 00.12 01.1 01.2 01.3
FT4(ng/dL) 0.8〜1.8 2.15 2.14 2.32  2.11 1.83 1.67 1.58 1.32
FT3(pg/mL) 2.2〜4.3 1.73 2.42 3.30  3.03 2.83 2.47 3.70 3.12
TSH(μU/mL) 0.27〜4.65 0.02 0.06 0.03  0.04 0.25 0.24 0.72 0.41
チラージンS<T4>50μg(錠)   5 5 4.5 4.5 4.0 4.0 3.0 3.0

チロナミン<T3>

5μg(錠)

              2.0 2.0
鬱レベ 0(笑) 4.5

5.0

3.0 2.5 3.0 3.5 2.0 1.0

鬱レベル0.5:何事もやる気ナシ、ちょっぴり焦燥感。

鬱レベル1.0:結構焦燥感。頭がボケボケ。時々アタマがガチガチでストップする。でかけるのがおっくう。

鬱レベル3.0:頭がジンジンボケボケ。脱力感、肩こり、30%思考力低下、かなり焦燥感。体調変。

鬱レベル5.0:すごい肩コリ。50%思考力低下、仕事の能力50%以下、常時かなりの焦燥感、理由無く全て不安

        かなり脱力感

鬱レベル7.0:アタマに輪っかがハマッテ思考力80%低下、仕事能力20%以下。

鬱レベル10.0:発作発生または発生しそう。思考力90%低下。もう生きてても意味ナシ。死にたい。

※鬱レベは鬱だけでなく、低下症になって初めて経験した症状を全てを含めたものです。