Tostaのバセドウ&低下症 闘病記

P15.乾燥甲状腺末開始

 

 乾燥甲状腺末開始                       【2003年 3月】

低下症になってからの4年間を振り返ってみる。

サイアクの体調不良と鬱に悩まされ、出口がみつかる気がしなかった2年半。

T3・T4併用療法を開始し、その効き目かど〜かは判らないけど徐々に回復してるのを実感してる1年半。

でも、アゴの下の痛みをはじめ、ガマンしてできないかともないけど不愉快って症状はまだ残っている。

おそらくもう、飲むT4とT3の量はベストだと思うし、でもこのまま行ったら症状は消えないんだろうな。。。

 

やはり、アレお願いしてみるか。。。

 

通院日。。。「チラージン末(乾燥甲状腺末)を貰おう」とドキドキしながら出陣。
検査結果は最近ちょっとお昼のチロナミン(T3)をサボり気味のせいか、TSHは13.71まで上昇。

甲状腺ホルモンの方はFT4:1.10 FT3:2.79とちょい低めの数値。
でも体調はまぁ良くもないけどそんな変わんないな。ちょっと太ったのが気にかかるけどな。。。

せんせ〜殿:「まぁ、こんくらいのTSHならこのままイキたいんですが。。。」
僕ちゃん:「はぁ。それはそうと乾燥甲状腺末なんか試してみたいんスけど。。。」
せんせ〜殿:「はァ?別にいいっすけどまたど〜して?」
僕ちゃん:「なんでってアイソして低下症になって、こうやって(合成の)甲状腺モンホル飲んでも元の

       体調にもどんないから、試せるもんは試してみたいんスよ〜。」
せんせ〜殿:「はァ、別に変わんないと思われ。でも望まれるのなら別にいいですよ。」

(ぎょぎょぎょぎょ〜)

僕ちゃん:「と、ところで量デスけど。。。」
せんせ〜殿:「まぁ一概には言えないけど、一般的にはチラージンS50μgに相当するチラージン末

        (乾燥甲状腺末)は30mgですね。あなたの場合は、チラージンSが2.5錠にその

         他もろもろで。。。とりあえず100mgいっときましょう。」

とゆーことで、乾燥甲状腺末による治療をスタートすることになりました。

【現在の症状】

★左の八重歯のあたりから、鼻の周り、目の周囲の顔面のヘンな痛み。→結構減少。
★アゴの下のリンパあたりから、首にかけての痛みというか違和感。
→相変わらず。
★全身が痛いような張ったような感じ。
→まだある。
★頭痛。頭の中に異物感。→
かなり減少。
★低下症になる前と比べて、記憶力、判断力等が低い。無気力感。
→結構良くなった。
☆ほとんどか全く症状を感じない日も週に2日程度。

 

 乾燥甲状腺を始めて初の検査                【2003年 4月】

乾燥甲状腺末(チラージン末)をはじめて1ヶ月ちょい。

最初の1週間は別に変わらんかったけど、1週間を過ぎた頃から体調「チョーワルーーーー!」

その後は、なんかカゼひいたりインフルエンザなったりして体調も良くわからんといえばわからんかったんだけど、気がつくと体調はまぁまぁだな。なによりアゴの下の痛みがかなり少なくなくなったのがイイ!でもちょっと「低下気味?」って感じがする。
それにしても、アゴ下の痛みは合成ホルモンの弊害なんだろうか。。。どうなんだろう。。。


検査結果は。。。

ワケあって前の日の夜9時頃に飲み(100mg)翌朝9時頃の検査です。飲んで12時間後。
TSH:1.45
FT3:3.26
FT4:0.95

ドクターの発言:「おっ?ドンピシャですね〜。TSHなんかスゴクいいんじゃないの〜?」

TSHに関しては自分が理想と考える1〜3に入っているし、FT3もイイ感じだけど、FT4が低めなのがやや気がかりかな。。。

どーも、FT3の割りにFT4が低いので、乾燥甲状腺末のT3とT4の比率は、人間の甲状腺が分泌するソレよりもT3が多いのかな?血中T3の濃度は、ちょっと末梢で作られるのより飲んでいるのに依存気味???って気がするなぁ。


体調を考えるともう少し飲む量を増やしてみたい気もするんだけど、TSHをあまり抑制したくないのでここはしばらく量を維持することにしたよ。

でもT3が飲む量に依存してるとすると、1日分イッキに全部飲むのはちょっと不安。T3の変動が大きそうだしね。

僕ちゃん:「せせせんせー。T3が含まれてるのに1日分イッキにいっちゃっていいんすかね〜?」

ドクター殿:「ん〜、別に問題ないんじゃないですか〜?体調は問題ないでしょ?」

僕ちゃん:「(誰も問題ないなんていってね〜よ。言ってもあんたが脳にインプットしないだけだよ。)

       まぁ〜、そーいわずに分けてみてくださいよ〜!」

ドクター殿:「はいはい。では50mg 2回にわけましょう。」

 

それにしてもなんとT−CHO(総コレステロール)は正常範囲下限の130まで下がり、多分低下症になってからの最低値でひょっとして亢進?って感じ。
まぁ、下痢を伴うカゼとインフルエンザで寝こんであまり食ってない後の検査のせいかもしれないけど。。。
CPK(エネルギーの代謝に関与する酵素)もここ4ヶ月くらい正常範囲上限近くの高めだったんだけど、150と正常範囲真ん中へんに戻し、まずまずの数値だね〜。

 

次回の検査は2ヶ月後になりました。

【現在の症状】

★左の八重歯のあたりから、鼻の周り、目の周囲の顔面のヘンな痛み。→たまにある。
★アゴの下のリンパあたりから、首にかけての痛みというか違和感。

  →かなり軽減。乾燥甲状腺のおかげ???
★全身が痛いような張ったような感じ。
→前回と同レベル。
★頭痛。頭の中に異物感。→
前回と同レベル。
★低下症になる前と比べて、記憶力、判断力等が低い。無気力感。
→前回と同レベル。
☆ほとんどか全く症状を感じない日も週に2日程度。

 

 チョーシイイ!!                  【2003年 6月】

乾燥甲状腺末(チラージン末)をはじめて3ヶ月ちょっと。

5月に入ってからの体感的体調は、おそらくというか確実に低下症になってからサイコーの体調。
ところが検査結果は。。。
FT4:0.76(0.8〜1.8)
FT3:3.19(2.2〜4.3)
TSH:12.03(0.27〜4.65)
でした。

うーむ???
まぁ、FT3はしっかり3以上をキープしてるのと、その割にTSHは高いってのが今の体調を作り出してるのかも。。。でも乾燥甲状腺末を含むT3併用療法の場合は、FT3の数値はホルモンを飲んでから検査までに経過した時間で変動しそうだし、アテにならないかも。経験上、体調は数値よりも遅れて変化してくるから、そのうち体調悪くなるのかもね。

そうはいいつつ調子が良いので、このまま次回まで様子を見ることにした。

それにしても、これまで乾燥甲状腺末を使ってる人の検査結果をみて思っていたが、やっぱり乾燥甲状腺末はT4の量に対してT3の量の比率が多いっぽい。

それと、たしか前に検査した時(1年くらい前)はTRAb陰性だったと思うので、ひょっとしたら乾燥甲状腺が影響してるのか?って気がしないでもないな。

【現在の症状】

★左の八重歯のあたりから、鼻の周り、目の周囲の顔面のヘンな痛み。→★ほとんど無くなった。
★アゴの下のリンパあたりから、首にかけての痛みというか違和感。

  →★ここ2ヶ月はかなり少なかった。
★全身が痛いような張ったような感じ。
→★ここ2ヶ月はかなり少なかった。
★頭痛。頭の中に異物感。→
★ここ2ヶ月はかなり少なかった。
★低下症になる前と比べて、記憶力、判断力等が低い。無気力感。
→★
☆ほとんどか全く症状を感じない日も週に
★4日程度。

 

<検査結果の推移>

   の部分がこの時期の数値です。

  正常値 01.10 01.12 02.2 02.3 02.5 02.7 02.9 02.11 03.1 03.3 03.4 03.6
FT4(ng/dL) 0.8〜1.8 1.08 未測定 1.21 1.13 1.37 1.26 1.37 1.0x 1.26 1.10 0.95 0.76
FT3(pg/mL) 2.2〜4.3 3.39 3.19 3.70 2.98 2.96 3.57 2.87 3.0x 3.15 2.79 3.26 3.19
TSH(μU/mL) 0.27〜4.65 2.61 2.29 3.04 3.64 1.07 1.56 2.81 4くらい 8.24 13.71 1.45 12.03
TRAb                         25.3

陽性

チラージンS<T4>50μg(錠)

 

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

2.5

(朝昼)

   

チロナミン<T3>

5μg(錠)

 

3.0

朝昼晩

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

2.0

朝昼

   
チラージン末

(mg)

                     

100

100

症状のツラサ 0(笑) 0.4 0.4 0.4 0.5 0.5 0.3 0.4 0.3 0.3 0.3 0.3 0.2
症状のカゼ体温指数※ 36.5℃(笑) 37.1℃ 37.1℃ 37.1℃ 37.3℃ 37.3℃ 37.0℃ 37.1℃ 37.0℃ 37.0℃ 37.0℃ 37.0℃ 36.8℃
T-CHO 130〜220   202   159   166 177 206 195 189 130  
CPK   169     118   180 150   211 257 156  
HTG             2 <1   1  <1  1  
クレアチニン             0.93 0.86  

0.94

     
血糖値 70〜110?               90 90      
T-BIL                       0.5  
ALP                       184  
CHE

 

                      6266  
AST(GOT)                       20  
ALT(GPT)                       17  
LDH                       161  
γ-GTP                       29  
ALB                       4.2  
BUN                   12      
UA                   6.6      
                  3.78      
Na                   141.4      
Cl                   101.5      
Ca                   9.6      
P                   2.5      

 

※要するに、そん時の低下症の症状のツラサを、カゼで何度くらいのツラサかで表したモノです。 

 

    

現在も治療継続中。。。