Tostaのバセドウ&低下症 闘病記
P.7 チラージンの増量 |
チラージンを3錠から4錠へ 2000年2月 |
甲状腺の通院日、甲状腺の主治医に発作が起きたことを話す。主治医は「ややホルモンが低いけど、この程度なら鬱にはならない」という。 その日の採血の結果を1週間後TELで聞くと、TSHが高くFT3が正常値下限より低いので、チラージンを3錠から4錠へ増やすことになった。でもやっぱり、鬱になるような低さではないので、別の原因だろうと言われた。 鬱はその後もひどく、抗鬱剤の効果もあまり見られなかった。 ああ、もうダメだ。仕事できん。なんもできん。おれってダメ人間だぁぁぁぁ。 大好きなボード行ってもハイになれん...。 |
この時期の鬱はかなり強力でした。2月の採血の結果は、TSH:7.16、FT3:1.81、FT4:1.87で、確かに先生の言うとおり、大きくホルモンが不足しているとはいえません。 鬱はかなりひどく、発作が起きそうになることも数回ありました。 |
チラージン4錠はどう? 2000年3月 |
あいかわらず鬱がひどい毎日。一時より少しは良くなったみたいだけど、やっぱだめだなぁ。 しかし、体重はもう62kg。まあ、なかには鬱で過食になるヒトもいるらしいが、僕ぜってーそんなに食ってないよ。それに便秘。でも甲状腺の先生は食いすぎだ、運動しろ、繊維質食べろってゆう。そんな〜、食いすぎてないって。そんならまわりのヤツみんなデブっちょやって。 しかも、3月の採血結果は、TSHが正常値、FT3も下限ギリギリ、やっぱ原因は甲状腺の先生のゆうとおり他にあるんだろうなぁ。 |
体重は62kgと重く、しかも便秘気味でしたが、甲状腺の主治医には、これも起きるほどホルモンは低くないと言われました。 3月は、TSHが2.3(正常)、FT3が1.99(下限を少し下回る)、FT4が2.15(上限より少し高い)でした。 鬱は一時期よりややよくなりましたが、甲状腺ホルモンはほぼ正常であり、やはり甲状腺が原因ではないと自分でも思いました。 |
チラージン4錠から5錠へ増やす 2000年5月 |
ゴールデンウイーク後半は鬱の調子がかなりよかったよ。しかし、連休が終わったとたんひどい鬱がやってきた。やっぱり仕事が原因なんだぁぁぁぁ。もうやめよう。でも僕ダメ人間。きっと何の仕事もできん。。。 4月末の採血結果を確認しようと、GW明けに病院へ電話すると、「やっぱ、また少しTSHが高くなったので、チラージン5錠にしよう」っていわれた。 しかし5錠。。。ふと疑問。甲状腺機能低下症のヒトは何錠くらいチラージン飲むんだろう?僕の甲状腺の機能、アイソトープ治療で予想以上に低くなってしまったんじゃないか?考えてみれば、去年の夏ごろのTSH3ケタだからなぁ。ちょっとアヤシーよ。 精神科の通院日には、もう少し強い薬をだしてもらった。 そのせいか、チラージンを増やしたせいか、ちょっと調子がよくなったぞ〜。 しかしそれから、脈がやや速くなることがある気がする。体重も62kgあったのに60kgまで低下。やっぱチラージン5錠はおおいんかなぁ?でももう少し痩せたいしね、鬱も調子いいし、次の通院日まではこのままいよっと。 |
5月末になり、チラージンを5錠に増やしてから3週間、精神科のクスリを変えてからも3週間が経ちました。鬱の調子はだいぶ良くなってきましたが、甲状腺の主治医もおっしゃる通り、両方一度に変えてしまったので、どちらが回復の理由かわかりません。まあ、仕事の内容的も、関係ある気がしますが。。。 ちなみにチラージン5錠は、甲状腺を全摘出した人でも滅多に飲まない量らしく、やはりアイソトープ治療に問題があったのではと感じました。 |
ホルモン安定?? 2000年6〜7月 |
5月の連休明けに抗鬱剤を変えたからなのか、はたまた、甲状腺ホルモンが正常値まで上がってきたのか、鬱が軽めの日々が続いてるよ。 6月、7月とも、採血の結果は、FT3が下限値、FT4がやや高い、TSHは低い。 主治医:「TSH低いしホルモンちょっと高いけど体に重要なFT3が正常だし、症状でてなかったら問題ないよ。しばらくチラージン今のままで様子見ましょう」だった。 とりあえず結果オーライだが、鬱がちょっぴり落ち着いてるのは、抗鬱剤のおかげかはたまた甲状腺ホルモンの影響かなぁ。。。 |
かなり鬱が収まってきました。 甲状腺ホルモンがやや高くなってきたからなのか、はたまた抗鬱剤が変わったからなのかはまだ判りませんが、長かった鬱トンネルの出口がちょっと見えた気がします。しかし、暑く感じるし脈も少し速いことが多く、やや甲状腺ホルモンが過剰なのかも知れません。 TSHは測定不可能なまでに下がっていますが、FT3は正常下限値です。主治医は、「脈や心音に問題ないし、手も震えないし、あなたが調子が良いと感じているならば、このまま行きましょう。」と言っています。 |
鬱の回復!? 2000年8月〜9月 |
お盆休み前、鬱も相変わらずの調子。しかも、抗鬱剤がなくなってしまったのに、忙しくて精神科へ行けない〜。サスガにチラージンがなくなるとやばいので、甲状腺のお医者へは行く。
8月初旬の採血の結果は、 FT3:2.15(下限) FT4:1.73(上限) TSH:<0.02(低い) ぼく :「FT4が高くて、FT3が低い。 なんでこんなヘンテコなバランスになるんすか?」 せんせ:「う〜む、それは僕にもよくわからんけど、チラージンはT4。 体は必要に応じてT4をT3に変換してる。 あなたの体はT3をそんだけしか必要としていないと思われます。」 ホントはTSHを正常にしないとだめなんだけど、僕の希望で、ホルモンを高めにしてるといわれた(笑)
お盆休みはプーケットでバカンス。これが効いた!アタマすっきりちょーし良い。休み明けも1週間くらいはシゴト、バリバリバリバリ〜。 でも、次の週くらいからだんだん元に。。。 |
TSHは相変わらず低いのに、T3は低めでT4は高め。 Dr.は、これくらいは大きな問題はないけど、やはりTSHが低いのはあなたにとって甲状腺ホルモンが多い証拠。このまま何年もいくと、骨がもろくなったりすることがあると言っています。 鬱はプーケットバカンスで非常に調子よくなりましたが、日常にもどったら逆戻りで、やっぱり鬱。しかし、抗鬱剤やめた割には、まずまずの調子です。 チラージンを5錠に増やして4ヶ月、ホルモンは、 T3:下限値 T4:上限値 TSH:低い で、ほぼ安定しています。 しかし、体に活性なT3が低いのにTSHは低い、それでも僕にとっては甲状腺ホルモンが多いからTSHは低いんでしょうと言われ、何か引っかかってました。 |
<アイソトープ治療後の推移>
の部分がこの時期の数値です。
正常値 | 99.12 | 00.2 | 00.3 | 00.4 | 00.6 | 00.7 | 00.8 | 00.9 | 00.10 | |
FT4(ng/dL) | 0.8〜1.8 | 1.35 | 1.87 | 2.15 | 1.79 | 2.92 | 2.28 | 2.15 | 2.14 | 3.30 |
FT3(pg/mL) | 2.2〜4.3 | 1.45 | 1.81 | 1.99 | 1.75 | 2.70 | 2.43 | 1.73 | 2.42 | 2.32 |
TSH(μU/mL) | 0.27〜4.65 | 32.0 | 7.16 | 2.30 | 5.97 | 0.06 | 0.02 | 0.02 | 0.06 | 0.03 |
チラージン<T4>(錠) | 3 | 3 | 4 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 | 4.5 | |
鬱レベ | 0(笑) | 10.0 | 10.0 | 8.0 | 7.0 | 5.0 | 5.0 | 4.5 |
5.0 |
3.0 |
鬱レベル0.5:何事もやる気ナシ、ちょっぴり焦燥感。だが憂鬱のヒドイやつってくらい。 |
鬱レベル1.0:結構焦燥感。頭がボケボケ。時々アタマがガチガチでストップする。でかけるのがおっくう。 |
鬱レベル3.0:頭がジンジンボケボケ。脱力感、肩こり、30%思考力低下、かなり焦燥感。体調変。 |
鬱レベル5.0:すごい肩コリ。50%思考力低下、仕事の能力50%以下、常時かなりの焦燥感、理由無く全て不安 かなり脱力感 |
鬱レベル7.0:アタマに輪っかがハマッテ思考力80%低下、仕事能力20%以下。 |
鬱レベル10.0:発作発生または発生しそう。思考力90%低下。もう生きてても意味ナシ。死にたい。 |